たけのこの旬は春から夏の初めにかけてです。
この時期になると、たけのこご飯や煮物など、さまざまな料理を思い浮かべる方も多いでしょう。
スーパーでは、皮付きの生たけのこと皮を剥いて真空パックされたたけのこが売られています。
たけのこを購入して調理する際に、時々すっぱい臭いが気になることや、あく抜きに灰が必要だと聞いて不安に感じることもあるかもしれません。
これらの疑問をどのように解消すればよいのか、具体的な方法を解説します。
たけのこの皮ありと皮なし、どちらがお得?すっぱい匂いの原因は?
たけのこを購入する際には、皮付きと皮なしの真空パックされたもの、どちらを選ぶべきか迷うことがあります。
たけのこをどの形で購入するかは、料理の内容や保存方法、処理の手間などによって決まります。
皮付きのたけのこは、自分で皮を剥いてあく抜きをする必要がある一方で、真空パックされた皮なしのたけのこは、旬の感じが薄れるという欠点があります。
これらのデメリットを比較すると、手間を省きたいと考える主婦の方々が、真空パックの皮なしたけのこを選ぶことが多いかもしれません。
しかし、あく抜きをする手間と新鮮さを求めるかの選択は、個々の価値観によりますので、どちらがお得かは一概には言えないでしょう。
皮付きでも真空パックでも、たけのこには共通の問題が存在します。
それは、あく抜き後に発生する特有のすっぱい匂いです。
この匂いは、たけのこのあく抜き中に生じる化学反応によるもので、腐敗臭とは異なります。
真空パックのたけのこも、パックを開けた時にすっぱい匂いがすることがありますが、これはあく抜きによるものです。
この匂いは、たけのこを加熱したり、水に浸すことで消えます。
ただし、水に浸したまま1週間以上冷蔵庫で保存していると、異なる種類のすっぱい匂いがする場合があり、その際は腐敗している可能性があるため注意が必要です。
たけのこのあく抜きに炭を使う方法とおすすめレシピ
たけのこのあく抜き方法はいくつかありますが、最も一般的なのは米ぬかを使用する方法です。
一部では生米を使ってあく抜きをする方もいますが、多くの場合、米ぬかを使って行われます。
灰を使用したあく抜き方法は、今ではあまり一般的ではないようです。
しかし、山菜のあく抜きに灰が用いられることから、たけのこにも灰を使って問題なくあく抜きを行うことが可能です。
たけのこのあく抜きに灰を使う手順は以下の通りです:
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たけのこを下処理します。
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たけのこが入るだけの深い鍋を用意し、たけのこを入れます。
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たけのこの量に応じて、お玉1杯半の灰を加えます。
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水を加えて煮込むだけで、あくが抜けます。
この方法であく抜きが行えることが確認できたので、おすすめのたけのこ料理としては、やはりたけのこご飯が挙げられます。
材料
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米:2合
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たけのこ:150g
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油揚げ:1枚
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醤油、砂糖:各大さじ1
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酒、みりん:各大さじ2
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白だし:大さじ4
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本だし(顆粒):小さじ1/2
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水:適宜
作り方
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下ごしらえ:
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たけのこと油揚げを短冊切りにします。
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米を研ぎ、水に30分浸します。
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味付け:
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醤油、砂糖、酒、みりん、白だし、本だしを炊飯器の釜に入れます。
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水加減の調整:
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米を釜に入れ、水を2合の目盛りまで加え、先に入れた調味料とよく混ぜ合わせます。
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具材の追加:
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釜にたけのこと油揚げを加えます。
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炊飯:
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炊飯器のスイッチを入れて炊き上がりを待ちます。
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炊き上がったらかき混ぜて、盛り付けます。
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これで、クラシックな「たけのこご飯」が完成します。
まとめ
たけのこのあく抜き方法やすっぱい匂いについて詳しく解説しました。
たけのこは春から夏にかけて旬を迎える食材で、皮付きの状態では時間が経つと苦味が強まることがあります。
そのため、苦味が苦手な方は、あく抜き済みの真空パックのたけのこを選ぶと良いでしょう。
また、灰を使ったあく抜きも一つの有効な方法です。