結婚祝いや出産祝い、入学祝いなど、直接会えない場合に 現金を安全に郵送できる「現金書留」。
「正しい送り方は?」「どんな封筒を使えばいい?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、 現金書留を使ったお祝いの正しい送り方とマナー、気をつけるべきポイント を詳しく解説します。
大切なお祝いの気持ちを、安心して相手に届けましょう!
そもそも現金書留とは?普通郵便との違い
お祝いの現金を郵送するとき、「普通の封筒ではダメなの?」「レターパックで送れる?」と疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、 現金を郵送する場合は、必ず「現金書留」を利用する必要があります。
現金書留は、 現金を安全に送るために特別に設けられた郵便サービス であり、 普通の郵便とは異なり、手渡しで確実に届けられることや、補償があることが特徴 です。
現金書留と普通郵便・レターパックの違い
郵送方法 | 現金を送れるか | 補償の有無 | 配達方法 | 主な用途 |
---|---|---|---|---|
現金書留 | 送れる | 5万円まで補償(追加料金で増額可能) | 対面で手渡し | お祝い・香典・会費など現金を送る際に必須 |
普通郵便(定形・定形外) | 送れない(違反) | なし | ポスト投函(受取人不在でも投函される) | 手紙や書類の送付 |
レターパック | 送れない(違反) | なし | 追跡あり・郵便受け投函または対面受取 | 小さな荷物や書類の送付 |
簡易書留 | 送れない(違反) | 5万円まで補償 | 対面手渡し | 重要書類の送付 |
現金を郵送する場合、「現金書留」以外の方法は認められていない ため、誤って普通郵便やレターパックを使わないように注意しましょう!
現金書留の特徴とメリット
現金書留には、 普通郵便にはない3つのメリット があります。
1. 郵便局で専用の封筒を購入して使用する
現金書留を利用する際は、 専用の封筒(現金封筒) を使う必要があります。
これは、 通常の封筒よりも厚手で破れにくく、封をする部分がしっかり糊付けできる構造 になっています。
封筒の種類
- 通常サイズ(21円) → 一般的なご祝儀袋を入れるのに適している
- 大型サイズ(31円) → 大きめのご祝儀袋や金額が多い場合に便利
通常の封筒では送れないため、必ず郵便局で専用封筒を購入しましょう!
2. 送ったお金は「5万円まで補償」、追加料金で補償増額も可能
万が一、配送中に紛失や事故が発生した場合でも、 現金書留は補償がついているので安心 です。
補償の仕組み
- 基本料金で5万円まで補償
- 5万円以上の現金を送る場合は、5000円ごとに+10円の追加料金で補償額を増やせる
例:10万円を送る場合の補償料金
基本料金(5万円補償)+(5万円追加 × 10円)= +100円で10万円まで補償可能!
大きな金額を送る場合は、追加補償をつけることでさらに安心!
3. 受取人に確実に届く「手渡し配達」
現金書留は、 配達員が対面で手渡しするため、安全に確実に届けられます。
普通郵便との違い
- 普通郵便はポストに投函されるため、盗難や紛失のリスクがある
- 現金書留は必ず手渡しで配達され、受取人が不在の場合は不在通知が届く
また、郵便局の 追跡サービス を利用すれば、
「今どこにあるのか」「いつ届くのか」 をインターネットで確認できるため、より安心です。
貴重なお祝いのお金を、確実に相手に届けたいなら、現金書留が最も安全な方法!
現金書留が適しているシーンとは?
「お祝いを直接渡せない」「銀行振込では味気ない…」という場合、現金書留は お祝いの気持ちをしっかり伝えられる方法 です。
現金書留を使うべき場面
✅ 結婚祝い・出産祝い・入学祝いなどのお祝い金
✅ 法事の香典やお布施
✅ お年玉や入学祝いなどの親戚への贈り物
✅ 会費やお礼金など、直接手渡しが難しいお金の送付
特に結婚祝いなどでは、 ご祝儀袋に入れた現金を贈ることで、よりフォーマルな印象 になります。
お祝いの気持ちを形にして届けるなら、現金書留が最適!
現金書留でお祝いを送る際に必要なもの
お祝いを送る際には、 「お金を送る」という行為だけでなく、マナーや気遣いも重要 です。
適切な封筒やご祝儀袋を選び、失礼のないように準備を整えましょう。
お祝いを送る際に必要なもの一覧
項目 | 必要な理由・ポイント |
---|---|
ご祝儀袋(のし袋) | 贈る金額や用途に合ったものを選ぶ |
新札(できれば) | 折り目のないお札を用意するのがマナー |
筆ペン・ボールペン | ご祝儀袋には筆ペン、宛名やメッセージにはボールペン |
メッセージカード・便箋 | 気持ちを伝えるために添えると印象が良い |
現金書留専用封筒 | 通常の封筒では送れないため、郵便局で購入 |
印鑑(必要に応じて) | 割り印を求められることがある |
それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
1. ご祝儀袋(のし袋)を選ぶ
ご祝儀袋は、用途に応じて適切なものを選ぶ必要があります。 水引の種類やデザインには、それぞれ意味があるため、間違ったものを選ばないように注意しましょう。
水引の種類と用途
水引の種類 | 用途・意味 |
---|---|
結び切り | 結婚祝い、快気祝いなど「繰り返さない方がよいお祝い」 |
あわじ結び | 結婚祝い、長寿祝いなどで使われ、より格式のある印象 |
蝶結び | 出産祝い、入学祝いなど「何度あってもよいお祝い」 |
ポイント
- 結婚祝いは「結び切り」or「あわじ結び」(何度も繰り返すものではないため)
- 出産祝いや入学祝いは「蝶結び」(何度あっても良いお祝いのため)
- 香典やお見舞いと間違えないよう、適切なデザインを選ぶ
ご祝儀袋は、贈る金額によってデザインの格式が異なるため、高額な場合は装飾が華やかなものを選ぶと良いでしょう。
2. 新札を用意する(できれば)
お祝いのお金は、 折り目のない新札 を用意するのが基本のマナーです。
なぜ新札が必要なのか?
お祝いの席では、 「あなたのために準備しました」という気持ちを込めることが大切 です。
しわくちゃのお札や汚れたお札は、 急に用意した印象を与え、失礼にあたることもある ため、新札を使うのが一般的です。
新札を手に入れる方法
- 銀行の窓口で両替を依頼する(新札があるか確認してから行くのがベスト)
- 郵便局や銀行のATMで「新札」が出る機械を利用する
- どうしても新札が手に入らない場合は、アイロンをかけてシワを伸ばす方法も
急ぎの場合は、銀行の両替機やATMでの交換が便利です。
3. 筆ペン・ボールペンを用意する
ご祝儀袋や宛名を書く際には、適切な筆記具を使いましょう。
ご祝儀袋の表書き(表面)
筆ペン(濃い黒色のもの) を使用し、毛筆のような印象を与えるのが理想。
ご祝儀袋の中袋(裏面)
金額や住所を書く際はボールペンを使用(にじみにくく、はっきりと見えるため)。
封筒の宛名・送り主の記入
黒のボールペン でしっかり書く(薄いインクや鉛筆は避ける)。適切な筆記具を使うことで、フォーマルな印象を与えられる!
4. メッセージカードまたは便箋を添える
お祝いを郵送するときは、 「直接会えないけれど、お祝いの気持ちを伝えたい」 という意図があることが多いですよね。
そんなとき、 一言メッセージを添えるだけで、より心のこもった贈り物になります!
メッセージのポイント
- 長すぎる文章は不要!シンプルにお祝いの気持ちを伝える
- 「、」「。」などの句読点は避ける(切れ目を連想させるため)
- 忌み言葉(死・別れ・苦・滅など)は使わない
例文(結婚祝いの場合)
ご結婚おめでとうございます。お二人の新しい門出を心よりお祝い申し上げます。末永くお幸せに!
一言添えるだけで、受け取る側の印象が大きく変わります!
5. 現金書留専用封筒(郵便局で購入)
なぜ専用封筒が必要なのか?
- 普通の封筒では送れない(郵便法違反)
- 厚手の封筒で、現金をしっかり保護できる
- 封をする部分がしっかり閉じられ、セキュリティが高い
封筒のサイズ
- 通常サイズ(21円) → 一般的なご祝儀袋に最適
- 大型サイズ(31円) → 大きめのご祝儀袋や金額が多い場合に適用
ご祝儀袋のサイズに合わせて、適切な封筒を選びましょう!
6. 印鑑(必要に応じて)
一部の郵便局では、 現金書留の封を閉じた部分に「割り印」を求められる場合があります。
特に、 高額なお祝い金を送る場合 は、事前に印鑑を用意しておくとスムーズに手続きできます。
必要に応じて、認印を持参しておくと安心です。
注意点&よくある失敗を防ぐコツ
現金書留は安全に現金を送る方法ですが、 送る際のルールや注意点を知らないと、思わぬトラブルに遭うことも あります。
「封筒のサイズが合わず送れなかった…」「宛名を間違えてしまった…」などの失敗を防ぐために、 事前にしっかり確認しておくことが大切 です。
ここでは、 現金書留でよくある失敗例とその防ぎ方 を詳しく解説します!
1. 現金書留に入れられないものに注意!
「現金が送れるのだから、商品券やギフトカードもOK?」と思われがちですが、 現金書留で送れるのは「現金のみ」 です。
以下のものは、現金書留では送ることができない ので注意しましょう。
現金書留で送れないもの
❌ 普通の封筒に入れた現金 → 郵便法違反
❌ クレジットカードやキャッシュカード → 簡易書留・特定記録郵便を利用
❌ 商品券・ギフトカード・株式などの有価証券 → 簡易書留や特定記録郵便で送る
❌ 貴重品・宝石・貴金属 → 郵便ではなく、宅配便の貴重品扱いを利用するのが安全
解決策!
📌 商品券やギフトカードを送りたい場合は、「簡易書留」または「特定記録郵便」を利用する。
📌 銀行振込のほうが便利な場合は、そちらを選択するのもアリ。
「現金のみ送れる」ことをしっかり覚えておきましょう!
2. 受取人の住所・名前は正確に書く!
現金書留は、 郵便局員が手渡しで届ける仕組み です。
そのため、 宛先が間違っていると、相手に届かない可能性がある ため、 住所・名前は正確に記入 することが重要です。
よくあるミスと対策
間違えやすいポイント
❌ マンションやアパート名を省略してしまう
❌ 部屋番号を書き忘れる
❌ 送り先の名字を間違える(特に結婚後の新姓)
❌ 番地を1桁間違える(例:3-15-7と3-5-7)
解決策!
✅ 事前に相手に住所を確認する(SNSやLINEで聞くのもアリ)
✅ 新婚の相手には「新姓」を確認(旧姓で送ると、受け取れない可能性あり)
✅ 郵便局の窓口で「宛先が正しいか」最終チェックをしてもらう
住所・名前の記入ミスを防ぐことで、スムーズに届けることができます!
3. 祝儀袋が大きすぎて封筒に入らないトラブル
結婚祝いなどで使われる 豪華なご祝儀袋は、大きすぎて現金書留封筒に入らないことがあります。
特に注意が必要なケース
- 水引が立体的で厚みがあるご祝儀袋 → 封筒に入らず、郵送不可になることも…
- 大判のご祝儀袋(高額なお祝い用) → 現金書留封筒の「大型サイズ」でも入らないことがある
失敗しないための対策
✅ 事前にご祝儀袋のサイズを確認する(封筒に収まるサイズを選ぶ)
✅ 必要なら「大型サイズの現金書留封筒」を選ぶ(通常サイズより大きい)
✅ ご祝儀袋を簡素なデザインにする(郵送向けのデザインを選ぶ)
「どうしても入らない!」そんなときは?
➡ のし袋から現金を取り出し、簡易な封筒に移して送る方法もアリ。
➡ 「ご祝儀袋は別で渡したいので、現金だけ先に送ります」とメッセージを添えればOK!
4. 郵送料の計算ミスで送れないことも…
現金書留は、 通常の郵便料金に「現金書留料金」が加算される 仕組みになっています。
そのため、 事前に正しい料金を確認しておかないと、窓口で足りずに慌てることも!
現金書留の料金計算方法
📌 料金 = 基本の郵便料金 + 現金書留料金
送る金額 | 現金書留料金 |
---|---|
5万円まで | 435円 |
10万円まで | 535円 |
15万円まで | 635円 |
※ 郵便物のサイズや重さによって、基本の郵便料金が変わる場合があります。
事前に解決する方法!
✅ 郵便局の公式サイトで料金をチェックする
✅ 余裕をもって現金を用意し、窓口で支払う
料金不足で送れないトラブルを防ぐため、事前確認が重要です。
5. 受取人が不在だった場合の対応
現金書留は 手渡しでの配達 なので、受取人が不在の場合は持ち戻りとなります。
受取人が不在だった場合の流れ
- 郵便局から「不在通知」がポストに投函される
- 受取人が不在票をもとに「再配達依頼」or「郵便局での受取」を手配する
- 再配達の日程を決め、受け取る
解決策!
✅「○月○日ごろ届くので受け取ってね!」と事前に伝えておく
✅ 受取人が仕事で不在がちなら、配達日時を指定して送る
受取人に事前に伝えておくことで、スムーズに受け取ってもらえます!
まとめ
この記事では、結婚祝い、出産祝い、入学祝いなどの際に現金を安全に郵送するための「現金書留」の正しい送り方とマナーについて詳しく解説しました。
現金書留は、現金を確実に手渡しで届ける特別な郵便サービスで、補償もついているため安心です。
現金書留を利用する際は、専用の封筒の購入が必要で、送れるのは現金のみ。お祝いを送る際には、ご祝儀袋や新札を用意し、適切な筆記具やメッセージカードを添えることで、心のこもった贈り物になります。
また、住所や名前の記入ミスを避けることが重要で、受取人が不在の場合の対応も考慮する必要があります。
これらのポイントを押さえることで、大切なお祝いの気持ちを安心して相手に届けることができます。ぜひこの記事を参考にして、素敵なお祝いを贈ってください!