スーパーで小松菜を買おうとしたとき、「1束」や「1袋」という表記に戸惑ったことはありませんか?
普段料理をする人でも、「束って何株?」「袋とどう違うの?」と疑問に思うことがあるかもしれません。
この記事では、小松菜の「1束」が具体的にどれくらいの量なのか、「1袋」や「1株」との違い、さらには料理に使うときの目安について、詳しく解説していきます。
「小松菜1束」は何株分?どれくらいの重さ?
「1束」とは、3〜7株ほどの小松菜がひとまとめにされた状態を指します。重さでいうと、およそ200g前後が一般的です。
小松菜やほうれん草などの葉物野菜は、昔はテープでくるんで束ねて売られていたため、「束」という数え方が今も使われています。現在ではビニール袋に入れて売られることが多いですが、その「1袋」の中に入っている量は、実質的に「1束」とほぼ同じと考えて問題ありません。
商品や販売店によって差はあるものの、1束(=1袋)で大人2〜4人分の料理に使えるくらいの分量とされています。
「1株」ってどういう意味?
小松菜の「1株」は、1本の根から育った茎と葉のセットを指します。小さめのものなら葉が3〜4枚、大きなものだと5〜6枚ほどついていることもあります。
1株あたりの重さは、品種や育ち具合にもよりますが、40g〜80g程度です。つまり、「1束」は数株をまとめた単位で、「1株」はそれよりも小さい、植物としての1つのまとまりを指す言葉です。
「1袋」は「1束」と同じ?その違いと注意点
最近では、小松菜は束ねずに袋詰めされて売られていることが多いですね。この「1袋」も、基本的には「1束」と同量と見てよいです。実際に袋を開けてみると、3〜7株ほど入っていることがほとんどです。
ただし、例外もあります。お店やメーカーによっては、1袋に「2束分」入っていたり、逆に少なめにパッキングされていたりする場合もあるため、気になる方は一度自宅で重さを量ってみると安心です。
「1把(いちわ)」も「1束」と同じ意味?
野菜売り場やレシピの表記では、「1把」という言い方も見かけます。「1把」は「1束」と同義で使われることが多く、小松菜3〜7株分、または200g前後を指すのが一般的です。
つまり、「1束」「1袋」「1把」は、ほぼ同じ量と考えて問題ありません。表記が違っても、内容は同じことが多いので、安心して料理に使ってください。
小松菜100g・200gはどのくらい?
レシピでは「1束」ではなく「100g」「200g」とグラムで指定されていることもあります。その場合、「1束=約200g前後」と覚えておくと便利です。
たとえば、100g必要な場合は「1束の半分」、200g必要な場合は「1束まるごと」といった具合です。ただし、実際の重さは商品によって差があるため、正確さが求められる料理ではキッチンスケールで量るのがおすすめです。
実際の例:
-
生協で購入したもの:180g程度
-
スーパーで購入したもの:235gほど
このように、少しの違いはありますが、調理にはほとんど支障がありません。
小松菜の特徴とは?
小松菜は、アブラナ科に属する栄養価の高い緑黄色野菜です。同じ仲間にはチンゲン菜やカブ、白菜などがあります。小松菜には、ビタミンC・ビタミンK・カルシウム・鉄・食物繊維などが豊富に含まれており、栄養面でも非常に優秀な野菜です。
ほうれん草とよく比較されますが、小松菜はアクが少ないため、下茹での手間がいらず、調理の手軽さも魅力。生のまま炒め物や汁物に使えるので、時短料理にもぴったりです。
一年を通して安定して流通しており、特に冬場は甘みが増して美味しさが引き立ちます。原産は地中海沿岸とされ、日本には江戸時代の初めに伝わり、広く栽培されるようになりました。
簡単でおいしい!小松菜の副菜レシピ3選
1. 小松菜のバター醤油炒め
材料:
-
小松菜:1束
-
バター:10g
-
塩こしょう:適量
-
醤油:大さじ2/3
作り方:
-
小松菜を洗って3〜4cmにカット。
-
フライパンにバターを溶かし、小松菜を中火で炒める。
-
全体がしんなりしてきたら、塩こしょうと醤油で味付けして完成。
2. ツナと小松菜のマヨネーズ和え
材料:
-
小松菜:1束
-
ツナ缶:1缶
-
マヨネーズ:大さじ2
-
オイスターソース:大さじ1/2
作り方:
-
小松菜をさっと茹で、水気をしっかり切る。
-
食べやすく切った小松菜とツナ、調味料をボウルに入れてよく混ぜる。
3. 小松菜のごまマヨ和え
材料:
-
小松菜:1束
-
マヨネーズ:大さじ2
-
めんつゆ:小さじ2
-
砂糖:小さじ1/2
-
白ごま:大さじ1
作り方:
-
小松菜を茹でて水気を切り、2〜3cmにカット。
-
調味料を混ぜ合わせ、小松菜と和えるだけで完成!
まとめ:小松菜「1束」の量と使い方を知っておこう
小松菜の「1束」は、3〜7株分で、おおよそ200g前後が目安です。これは「1袋」や「1把」とほぼ同じ量と考えて差し支えありません。
一方で、「1株」は1つの根から生えた葉と茎のまとまりを意味し、「束」よりも小さな単位になります。
レシピで「1束」や「200g」と記載がある場合は、袋に入っている小松菜1パックを目安に使うと良いでしょう。不安なときは、キッチンスケールで量ってみるのもおすすめです。
小松菜はアクが少なく、さまざまな料理に使いやすい万能野菜。日々の食事に気軽に取り入れて、栄養もしっかり摂っていきましょう。